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2021.01.27

最北端の地、稚内で食を堪能

日本最北端の地、北海道の稚内に国内旅行しました。当時大学生の時に付き合っていた彼氏と初めての旅行でした。時期は10月の中旬でしたが、北海道の特に北は風が強く、「これが日本最北端の風か!」と初めての北海道の経験は今でもとても印象に残っています。電車と飛行機を乗り継いで稚内空港まで行き、ホテルまではタクシーを利用しました。当時は車の免許を持っていなかったのですが、今思うと、レンタカーを借りていればより行動範囲が広がっていたと思います。

稚内のサフィールホテル(旧称:ANAクラウンプラザホテル)に2泊3日で宿泊しました。朝食は、2日ともホテルの朝食バイキングでした。北海道産のお米や牛乳、野菜、海産物など豊富な食材を使ったメニューでどれも非常に美味しかったです。特に、北海道のお米と、じゃがいもが美味しくて、普段朝からしっかり朝食を食べる習慣はないのですが、炭水化物ばかりを食べました。

旅先で太る原因は、美味しいものを3食、満足のいくまで食べたい!という欲が全開に出てしまうからですね。北海道は、6月~7月が観光としてはとても良い時期なので、10月は観光客も比較的多くは無く、ホテルも混雑している様子はありませんでした。現地では、ホテルのすぐ近くにある日本最北の防波堤ドームや、宗谷岬や、稚内公園に行きました。お昼は海鮮丼を食べたり、ラーメンを食べました。もともと海鮮が苦手でしたが、今でも少し克服できたのは、この旅行で新鮮な海の幸の味を知れたことがきっかけです。

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初めての旅行だったので、北海道で食べる食事や行く場所、強風ですら全て楽しくて幸せでした。ただ、曇っていた上に、とにかく、風が強烈だったので、外に出てものんびり景色を見る余裕が無かったです。その時に持って行ったデジタルカメラで、稚内公園で写真を撮ろうとして、カメラケースから出した瞬間、強風でカメラケースが飛んでいってしまい、見つけることが出来ずにとてもショックでしたが、それくらい強い風が吹く日本最北端は新鮮で楽しくて、そんな災難にも笑ってしまうほどでした。

宗谷岬のモニュメントの近くある売店を入ると、その奥に、「流氷館」という場所がありました。中に入ると、冷凍庫のような寒さの中にアザラシやキツネ、エゾジカなど北海道に生息するさまざまな動物のはく製が展示されていました。少し不気味な空間で私は苦手だったので、すぐに一周して見終わり、出てきてしまいましたが、本州ではなかなか見ることができないものなので、とても印象的でした。宗谷岬に来たら観光スポットの一つだと思いますが、実際の町中でも本当にキツネやシカに遭遇し、感動しました。

車を持っていなかったので、現地では基本的にバスで移動したのですが、バスの本数がとても少なく、1本逃すと次は数時間後など、交通の便に不自由しました。そのため、事前にバスの時間が停留所をしっかり確認して計画的に行動できるようにしました。バスを使えば主要な観光スポットはなんとか回れました。

目的地に行き、その後はいける範囲で歩いて移動しましたが、レンタカーを借りたり、車の運転が出来ないと、それ以上の穴場スポットや行動範囲を広げた北海道観光は不便だと今は思います。一つ一つの観光スポットの場所は、距離が離れているので移動時間がとてもかかったように思います。

北海道の10月は日の入りが早く、夜になると昼間よりも更に風が強くなりました。宗谷岬からバス停まで早めに行ってバスに乗ろうとしましたが、暗くなり街灯もほとんど無く、車一台通らない、人気の無いバス停までの道のりは途中から怖くなりました。そのため、タクシーを呼んでホテルまで帰りました。もし今行くなら、絶対レンタカーを借りるべきだと思います。でも、北海道の広さと風を全身で体感し、とても良い思い出になりました。

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